東大阪市のラグビー事業に対する考え方

東大阪市のラグビー事業に対する考え方


 東大阪市のラグビー事業に対する考え方は、第3次地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定するための、パブリックコメント実施結果に記されていました。

 しかしながら、このパブコメは削除されました。


 このパブコメ実施結果の「本市の考え方」は自由記述形式になっており、比較的文章量が多いため、ここに示されている説明がラグビー事業に対する考え方の全てであると考えて良いでしょう。

 「本市の考え方」に記された文章量は多いものの論理は簡単です。
 まとめると次のとおりです。
 なお、全文は地球温暖化対策 パブコメ 市の考え方(通番1)に書いておきました

  1. 東大阪市第3次総合計画の基本構想策定時のパブリックコメントにおいて「ラグビーのまち」や「スポーツのまちづくり」についての考え方を示している。
  2. 本市は聖地「花園ラグビー場」を有する。
  3. 有名なラグビーの試合が行われている。
  4. 東大阪市第2次総合計画基本構想(平成15年度令和2年度)で「ラグビーのまち」推進構想を位置づけた。
  5. ラグビーがもつ精神性(例えば、互いに称え合う)
  6. 市のイメージの向上
  7. ラグビーを通して全国の人々が訪れたくなるまちづくり
  8. 市民がスポーツに親しむ。地域活性化や健康増進等を図る


 上記の市の考え方に対する、私の意見は次のとおりです。

 上記2及び3は、権威を振りかざした物言いです。その権威にカリスマを感じている人は納得するでしょうが、そうではない人は意味不明です。何の価値があるのか、いくら聞いてもわかりません。

 4は既得権の行使です。相手を理屈で説得しようとする態度ではありません。何故、その構想を位置づけたのか、継続しなければならないのか、必要性の説明がありません。

 5以下は「何故、ラグビーなのか」という回答にはなっていません。他のスポーツや文化活動でも代替可能です。

 最も論理が強いのは2と3です。しかし、それはラグビー愛好者にしか分からない論理です。

 万人を納得させられる理由があってラグビー事業を行っている、ということではありません。


(参考)保存版 東大阪市役所 パブリックコメント 東大阪市第3次地球温暖化対策実行計画(区域施策編)