マスターズ花園創設・運営に向けての提案募集について

マスターズ花園構想


東大阪市役所は、2021年8月27日付けでホームページに表題の情報を掲載した。


なお、東大阪市役所は、2020年9月18日付けでホームページに同様の情報を掲載していた(過去)。


概要

東大阪市役所は、大学に対して、マスターズ花園の創設・運営のための提案を募集している。
例として、ボランティア、大会を盛り上げるアイデア・企画、工夫を凝らしたPR・広報等を挙げている。

大学とは何か

大学として参画するのであるから、大学としての役割を果たすのが当然だ。
「何故」という根本的問いを発し続けるのが大学だ。

「何故、マスターズ花園なのか?」
「そんなものに何の価値があるのか?」
>これに対する大学側の回答が、市役所作成のマニュアルに頼らず、大学自身の考えを示せるかどうかが見どころ

「大学が関与する意義は何か?」
>大学側が自分自身を何だと思っているのかが見どころ

「一般市民はラグビーをしないのに、何故ラグビーのまちなのか?」
「何故、税金を使ってまで盛り上げる必要があるのか?個人には内面の自由であるのであるが、公共機関が、このような趣味・娯楽事業を盛り上げる必要性はどこにあるのか?」
>大学側は市役所の主張を何の疑問も持たずに受け入れているのか、説明を役所任せにしているのか、それとも大学なりの考えがあるのかが見どころ

大学に期待すること

大学は、応募する以上、上記の問に対する回答を準備しておき、主体的に答えられるようにしておいていただきたい。そうしないと、行政の「下請けさん」に成り下がってしまい、大学としての意味がなくなる。

「ラグビーワールドカップで高まったラグビーへの関心」というものは、既に無くなっている。
にわかファンは、ラグビー競技そのものへのファンでは無い。


東大阪市役所は懸命に「ラグビーのまち」というプロパガンダを行い、市民を教育している。しかし、市民にはラグビーをプレイする実態は無い。市役所は「見る」ことが望ましいかのように演出をしているが、このような洗脳教育は公共機関として正義ではない。大学が、これに加担していくことになる。

東大阪市役所は「見る」という傍観者的な態度を教育しているのだ。
若者には主体性の確立を求めていくことが本来の大学教育のあり方だ。

大学には、このあたりの状況分析や公正な判断をきちんと行うことが求められる。


マスターズ花園構想への評価

マスターズ花園の事業概要の「長期的展望」には「【2025年から第二期(発展期)】民間主導による大会運営の確立」と書かれてある。「事務局」の中には大学も組み込まれている。

1.企画能力
2025年からは第二期に移行し、民間主導になる。
このあり方について、常識的に考えて、大学としての見解が求められる。
大学なのだから、単なる作業要員として参加することには誰も期待していない。
事業設計の妥当性の合理的評価も求められるのは当たり前だ(大学なのだから)。
ネットで検索すると、スポーツビジネスを標榜する大学・学部は見つかる。だが、そこに掲載されている論文は「掛け声」だけである。大学に真のビジネス力があるようには思えない。

2.経営感覚
これまで本事業は行われてきており、今後2024年までの数年間も税金を投入して準備をすることになっている。
しかし、作業が遅い。この遅さでもって、その後の民間主導につなげていくって発想がありえない。

3.コンテンツ
高校のOBがプレイするのだが、そのようなご高齢の方々のプレイを多くの一般市民は見ることを望むのだろうか。
市民の半分は女性だが、多くの女性はこのようなコンテンツを好むとは思えない。
野球の場合は母数が大きいためビジネス化できたのかもしれないが、ラグビーではありえない。経営判断の合理性に欠ける。

4.公共性
多くの市民がプレイしていないラグビーの事業を、行政主導で進めてきている。
「産官学」で作っているかのように演出しているが、完全な官製だ。
当然、大学はこの構想に同意して参画することになる。大学の見識が問われる。
この構想はビジネスとして成り立たないばかりか、公共機関としてのあり方が問われている。

気になるのが、近鉄ライナーズ>近畿日本鉄道>近畿大学というつながりだ。東大阪市を実効支配する勢力の行方に注目したい。

大学には知性を期待する。

東大阪市役所のホームページからでも閲覧できるが、次のURLから市役所が提供しているファイルをダウンロードできるようにした。


東大阪市役所のホームページ

以下は、東大阪市役所のホームページに掲載されている情報を下記に転記する。

// 2021年8月時点 ***************************
(テキストデータ)
 東大阪市では花園ラグビー場を活用したスポーツツーリズム施策として「マスターズ花園」を創設し、令和4年に第1回大会開催を目指しています。この大会は高校ラグビー部OBらが再びチームを結成し、かつての仲間やライバルとラグビーの聖地花園ラグビー場でプレーする機会を提供する大会です。
 本事業に興味のある企業・大学に対し、マスターズ花園の開催・運営のためのご提案を募集します。

(写真データ)

// 以上 2021年8月時点 ***************************

//以下、東大阪市役所ホームページからの引用 2020年9月時点 ***************************

東大阪市では花園ラグビー場を活用したスポーツツーリズム施策として「マスターズ花園」を創設し、令和4年に第1回大会開催を目指しています。この大会は高校ラグビー部OBらが再びチームを結成し、かつての仲間やライバルとラグビーの聖地花園ラグビー場でプレーする機会を提供する大会です。これにより、花園ラグビー場に新たな賑わいを生み出すとともに、マスターズラグビーの活性化を通じて、高校ラグビー等の支援につなげたいと考えています。
また、産官学連携のもと魅力的な大会づくりを進め、全国高等学校ラグビーフットボール大会と対をなす大会となるような運営体制を目指しており、大学の皆さまにもマスターズ花園の創設、運営にご参画頂きたいと考えています。
そこで、大学がマスターズ花園の創設、運営にどのような形で参画頂けるかについてのご提案、アイデアを募集いたします。

対象者:本事業に興味のある大学(ゼミ、部活等の応募単位は問いません。)
募集内容:マスターズ花園の創設・運営のための提案を募集します。
(例)
大会事務局へ参加
ボランティア(語学、メディカルサポート等専門分野を活かせるもの)
大会を盛り上げるアイデア・企画
工夫を凝らしたPR・広報等

本件の連絡先、提出先:東大阪市花園ラグビー場活性化推進課

//以上、東大阪市役所ホームページからの引用 2020年9月時点 ***************************


マスターズ花園の事業概要

//この マスターズ花園の事業概要 PDFファイルの内容は次のとおりである。****************

担当:東大阪市花園ラグビー場活性化推進課

事業名称 マスターズ花園

事業主催 (仮称)マスターズ花園実行委員会

マスターズ花園の概要
花園ラグビー場は、全国高校ラグビー大会が開催され、ラグビーの聖地と呼ばれています。マスターズ花園は、高校ラグビー部OBらが再び聖地花園ラグビー場を目指してチームを再結成し、かつての仲間やライバルと花園ラグビー場でプレーする機会を提供する大会です。

マスターズ花園のねらい
・マスターズ花園の開催によりラグビー部OB組織を活性化し、現役世代(高校ラグビー)への支援強化を進める。
・花園ラグビー場を活用した誘客大会を創設し、賑わいを呼び込む取組みとする。
・現役世代だけなく、マスターズラグビーの聖地としての地位を確立し、「ラグビーのまち東大阪」の都市ブランドを向上させる。
・見るスポーツとして人気が高まったラグビーを”プレー”する機会を提供し、スポーツを通じた健康の増進や交流の促進を図る。

ゴールデン・スポーツイヤーズとの関わり
2019年…ラグビーワールドカップ(ラグビー競技大会×みるスポーツ大会)【東大阪市参加】
2021年…ワールドマスターズゲームズ2021関西(総合競技大会×するスポーツ)【東大阪市参加】
2021年…東京オリンピック・パラリンピック(総合競技大会×みるスポーツ)
ラグビーワールドカップで高まったラグビーへの関心の受け皿としてワールドマスターズゲームズ2021関西
(ラグビー競技)を位置づける。さらにレガシー大会としてマスターズ花園を継続的に開催していくことでゴールデン・スポーツイヤーズのレガシーとする。

事業の課題
・持続性のある大会運営(行政の予算に依らない運営の確立)
・全国津々浦々への浸透(全国で予選が開催されるような規模の大会に育てていく)
・効果的なPR(発想力豊かなキャッチコピーや広報手法等によるメディア戦略)

事業の経過
平成30年9月 ・・・大会創設を発表(プレスリリース)
平成30年10月・・・平尾誠二氏に花園感動大使、山中伸弥氏に花園応援大使を委嘱
令和元年10月・・・WMGのテスト大会としてマスターズ世代対象のラグビー大会を開催
令和元年11月・・・トンプソン ルーク氏に花園友情大使を委嘱

長期的展望
【2022年から概ね3年間を第一期(創成期)】
行政関与による大会の始動、大会の認知度向上、課題の洗い出しと対応、ノウハウの蓄積、OB組織の活性化、大会価値の向上によるスポンサーの獲得
【2025年から第二期(発展期)】
民間主導による大会運営の確立、全国各地での予選(または代替手段)の実施、参加チームの拡大、OB組織による高校ラグビー支援の拡大、大会価値の向上によるスポンサーの獲得

大会推進体制(案)
市が会場提供を行い、民間企業が各々の強みを生かして参画する。
競技運営:大阪府ラグビーフットボール協会
事務局:花園ラグビー場指定管理者、大学、観光関係者等
協賛:メディア、スポーツメーカー、飲料メーカー等
後援:日本ラグビーフットボール協会、関東・関西・九州関西ラグビーフットボール協会
他、広告代理店による広報等。
別紙イメージ図のとおり

事業予算の確保 行政負担金(創成期)、協賛金、参加料収入、OB組織からの寄附金 等

大学参画のメリット
花園ラグビー場を活用した地域活性化企画への参加
スポーツツーリズムをテーマとした学民公の連携事業への参加
花園ラグビー場をフィールドとしたスポーツボランティア参加 etc.

想定される提案
・大会事務局への参加
・ボランティア(語学、メディカルサポート等専門分野を活かせるもの)
・大会を盛り上げるアイデア・企画
・工夫を凝らしたPR・広報等
その他、各大学・ゼミの強みを生かした提案を自由にご検討ください。

//以上 マスターズ花園の事業概要 PDFファイルの内容*************************


マスターズ花園構想

//以下 2020年9月時点 マスターズ花園構想の内容(画像)*********************

マスターズ花園構想

マスターズ花園 レガシー

マスターズ花園 マスターゲーム

マスターズ花園 プレマッチ

マスターズ花園 レガシー大会

マスターズ花園 運営イメージ

//以上 2020年9月時点 マスターズ花園構想の内容(画像)***********************

以上