9月22日は 花園ラグビーの日 どこでなにする

花園ラグビーの日とは

花園ラグビーの日」とは、東大阪市花園ラグビー場で、ラグビーワールドカップ2019日本大会の初戦が開催された日(9月22日)を記念している。
ラグビーのまち東大阪」をアピールすることなどを目的として、2020年11月に東大阪市役所が制定した。
(趣旨) 第1条 花園ラグビーの日を制定する

最新情報


●東大阪市政だより 2021年10月15日号
(文字)
約7000人が来場!
東大阪市の魅力をまるごと体験‼
花園ラグビーの日制定記念イベント
10月2日、市花園ラグビー場と花園中央公園で花園ラグビーの日制定記念イベントが開催されました。

市花園ラグビー場第1グラウンド・第2グラウンドでは、花園近鉄ライナーズ対NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の大阪ダービーやF.C.大阪の試合などを開催。スポーツを楽しむ多くの人が訪れました。また、スポーツ・モノづくりが体験できるブースや20台以上のキッチンカー、東大阪産野菜ラグビーマルシェなども出店され、会場は東大阪市のさまざまな魅力を体験する多くの人で賑わっていました。

(写真)


●行ってきた

2021年10月2日(土)に、この記事の筆者が「花園ラグビーの日制定記念イベント」に行ってきた。
午後1時30分頃、東花園駅北口芝生のある広場に、大阪維新の会のボランティアが集まっていた。

会場に向かう途中の風景。それなりのアイテムを身に着けた人が現地に向かっている。

北側のキッチンカー群。ここは空いていました。約千円分の食料を購入した。

会場には、ペットボトルや弁当の持ち込みは可能だ。
午後2時30分、メインイベントのラグビーの試合前、トライ君が登場。
同じ時間帯に、駅前では、大阪維新の会の吉村洋文(よしむら ひろふみ)さんが演説をしていた。

次のサイトに、2021年10月2日に開催される「花園ラグビーの日制定記念イベント」の詳細が掲載されている。

次のサイトに、PDF化したファイルをアップロードしておいた。

次のサイトは、イベント情報が掲載されている「東大阪市政だより 2021年9月1日号」である。





目次
"花園ラグビーの日"とは
紹介記事 - 花園ラグビー場前に「花園ラグビーの日」記念モニュメントも


"花園ラグビーの日"とは

毎年9月22日が「花園ラグビーの日」である。
これは、東大阪市花園ラグビー場でラグビーワールドカップ2019日本大会の初戦が開催された日を記念している。
9月22日から10月13日までが「花園ラグビー週間」である。
これは、東大阪市花園ラグビー場でラグビーワールドカップ2019日本大会の4試合が開催された期間を記念している。
東大阪市花園ラグビー場の全景 生駒山を背景にしている
住所 〒578-0923 東大阪市松原南1丁目1番1号
Googleマップを見る
東大阪市花園ラグビー場は、指定管理者として「東大阪花園活性化マネジメント共同体」(HOS株式会社・株式会社FC大阪・天正株式会社)が管理している。
指定管理期間:令和2年(2020年)10月1日から令和22年(2040年)3月31日まで
詳細リンク:東大阪市花園ラグビー場をF.C.大阪(サッカーチーム)が管理
東大阪市役所の担当課:都市魅力産業スポーツ部 スポーツのまち推進室 花園ラグビー場活性化推進課
東大阪市花園ラグビー場条例
東大阪市では東大阪市花園ラグビー場条例を設けている。
ラグビー場の名称は、この条例により「東大阪市花園ラグビー場」であると定められている。
「花園ラグビーの日」の根拠は、この条例ではなく、下記に示す要綱である。


令和2年(2020年)11月26日 東大阪市公告第235号
花園ラグビーの日及び花園ラグビー週間
市民のラグビーに対する関心及び理解を深めるとともに、ラグビーのまち東大阪を広く周知するため、毎年9月22日を花園ラグビーの日と、毎年9月22日から10月13日までを花園ラグビー週間と定めたので公告する。


根拠

花園ラグビーの日を制定した根拠は「花園ラグビーの日を定める要綱」である。
要綱とは、東大阪市役所単独で取り決めができてしまう規則である。
市議会などに諮る必要は無い。
この要綱は、一般には公表はされていない。情報公開請求によって入手することができる。
情報公開請求の事務手続き 事例
花園ラグビーの日を定める要綱 第1条から第5条及び附則までの全文


趣旨・目的

要綱の第1条(趣旨)から、次の3点を目的にしていることがわかる。
1.東大阪市花園ラグビー場が、ラグビーのまち東大阪のシンボルとして、ラグビーワールドカップ2019™日本大会が行われた、世界に誇るスタジアムであることを市民の心に深く刻む
2.ラグビーというスポーツに対する関心・理解をより一層深める
3.ラグビーのまち東大阪を対外的にアピールしていく

「花園ラグビーの日」に何をするのか

要綱の第4条(市の取組)に基づき、東大阪市役所は次の3点について取り組む。
1.関係機関及び関係団体の協力を得て、花園ラグビーの日の趣旨に沿った取組を実施する。
2.広く市内への普及を図る。
3.市民による主体的な取組を促進する。
上記の他、必要な事項は別途定められ、実施されると思われる。


経緯 まとめ

  • 2020年9月、自由民主党東大阪議員団から、ラグビーの日などを制定し、そのシンボルとなるようなモニュメントを設置するよう、意見があった。市長は、ラグビーの日の制定や、それに伴うラグビーへの支援について取り組むよう約束した。
  • 2020年11月、市役所は「花園ラグビーの日」を制定した。
  • 2020年11月26日 公告をした。
  • 2020年12月、市民から、ラグビーの日という、市民生活とは関係の無い事柄を制定すべきではない、という陳情があった。
  • モニュメントの寄贈について、市長と、ねじ専門商社「サンコーインダストリー」(大阪市西区)の奥山淑英社長が相談している場に、週刊ひがしおおさか 代表 前田寛文氏が同席していた。
  • 2020年12月、奥山社長がモニュメントを寄贈した。
  • 2021年5月 日本記念日協会の記念日に登録された。
  • 2021年8月 同年10月2日(土)に「花園ラグビーの日制定記念イベント」の開催が決定したことを広報
  • 10月2日(土) 「花園ラグビーの日制定記念イベント」の開催
以下、経緯詳細


東大阪市議会

西村潤也 議員 質問

令和2年9月11日(金)東大阪市議会 第三回定例会 本会議において、自由民主党代表質問 西村潤也 (にしむら じゅんや) 議員が、次のとおり質問を行った。
花園ラグビーの日などを制定することを要求した。
今後、来年にはワールドマスターズゲームズ2021関西が実施され、花園ラグビー場で再び熱戦が繰り広げられることから、改めて、ラグビーといえば東大阪市との認識をさらに強めていただけるものと考えております。自由民主党東大阪議員団は、花園ラグビー場が今後もラグビーのまち東大阪のシンボルとして、大切に運営していくことを宣言する意味でも、ラグビーの日などを制定し、50年後、100年後も引き継がれ、世界的な大会が開催された偉大なラグビースタジアムであることをみんなが意識できるような取り組みや、そのシンボルとなるようなモニュメントを設置してはと考えますが、御所見をお願いします。
 毎年、制定されたラグビーの日を中心とした時期に、さまざまなイベントが花園中央公園で実施されれば、大きなにぎわいが生まれ、大きな人の流れが創出できるのではないでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。


野田義和 市長 答弁

これに対して、野田義和 (のだ よしかず) 市長は、次のとおり、花園ラグビーの日の制定などを行うよう答弁した。
成功の足跡を大きな財産として残すことは、花園ラグビー場の新たな発展をもたらすために必要なことであると認識しております。また、全国高校ラグビーフットボール大会については、日本全国の財産であると認識しており、7月には新型コロナウイルス感染拡大防止により、練習の機会を失った高校生を支援するよう私より指示し、先月から花園ラグビー場を練習会場として提供しております。もちろん大会本番時には、全国から来た高校生ラガーを施設管理者として万全を期してお迎えする所存でございます。
 ラグビーワールドカップ2019日本大会成功議員連盟から、花園ラグビー場がラグビーの西の拠点として位置づけられ、その求めを果たすこと、さらに高校ラグビーの聖地としてあり続けることをお約束する意味でも、ラグビーの日の制定や、それに伴うラグビーへの支援については、しっかりと皆様の目に見える形としてあらわせるよう取り組んでまいります。
(参考)東大阪市 議会だより No.207 令和2年11月15日発行

東大阪市 議会だより No.207 タイトル

自由民主党 西村潤也氏 「ラグビーの日」を制定せよ


陳情

令和2年12月 東大阪市議会 第4回定例会において、次の趣旨の陳情が提出された。提出したのは、この記事を書いている私です。
件名 ラグビーの日の廃止を求める陳情
 令和2年9月第3回定例会において、市長は、ラグビーの日の制定に取り組む旨答弁を行いました。
 これにより、市はラグビーの日を制定しました。
 しかしながら、本件は以下の問題があります。

1.市民の多様性
 市民の中にはラグビー愛好者がいらっしゃると思いますが、そうではない人達も多数いらっしゃいます。
 ラグビーを愛好しない者の立場から見た場合、ラグビー愛好者だけが喜ぶ施策であるラグビーの日を設けることは不公平です。

2.ラグビーの日の必要性
 ラグビー愛好者の観点からみれば、ラグビーは崇高な競技なのでしょう。
 しかしながら、そうではない者の立場からすれば、ラグビーは趣味・娯楽です。
 このような趣味・娯楽に対して、公共機関が、ラグビーの機運を盛り上げる必要性はありません。
 ラグビーの日が無くても、市民生活にはなんら不便は生じません。
 逆に、ラグビーの日があると、無駄な施策を講じている、と感じます。

3.市役所の公共性
 市政は、市民の生活のためのものであって、特定の趣味・娯楽のためのものではありません。ラグビーの日は、市民の生活とは何も関係ありません。市民生活とは関係の無い事柄を制定すべきではありません。
 ラグビー愛好者が、行政を乗っ取り、行政の資源をラグビー愛好者のために使っていることは明らかです。
 ラグビーの日があると、公共機関が私的趣味に使われていると感じます。

 以上のことから、ラグビーの日を廃止することを市に働きかけることを求めます。


日本記念日協会での登録

2021年5月「花園ラグビーの日」(9月22日)が、日本記念日協会の記念日に登録されました。

(参考)一般社団法人 日本記念日協会(にほんきねんびきょうかい) 長野県佐久市
代表理事 :加瀬清


花園ラグビーの日制定記念イベント

2021年8月、市のホームページにて、下記イベントを行う旨、案内があった。
花園近鉄ライナーズ対NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の試合やF.C.大阪の試合を中心に、さまざまなスポーツの体験コーナーや飲食ブース、体感まち博、東大阪産野菜ラグビーマルシェなど、東大阪市の都市魅力を一日中楽しんでもらえるようなイベントとします。

場所:東大阪市花園ラグビー場、花園中央公園
日時:令和3年(2021年)10月2日(土)9時~16時
担当:東大阪市 都市魅力産業スポーツ部 スポーツのまち推進室 花園ラグビー場活性化推進課










紹介記事


花園ラグビーの日について | 東大阪市 (2021年1月4日)

花園ラグビーの日の制定
今般、東大阪市花園ラグビー場が、ラグビーワールドカップ2019™日本大会が行われた世界に誇るスタジアムであることを市民の心に深く刻み、ラグビーのまち東大阪を対外的にアピールしていくことを目的として、花園ラグビー場でラグビーワールドカップ2019™日本大会の初戦が開催された日を記念し、毎年9月22日を「花園ラグビーの日」として、花園ラグビー場でラグビーワールドカップ2019™日本大会の4試合が開催された9月22日から10月13日を「花園ラグビー週間」として制定しました。これは、市民の皆さんへラグビーの普及を図り、市民の皆さんによる主体的な取組を促進するとともに、花園ラグビー場を中心とした花園中央公園の活性化を目的としたもので、これまで実施してきた本市の各事業の効果を最大限に上げるため、本市が一体となりこの期間を意識した取組を進めて参ります。 
花園ラグビーの日制定記念モニュメント除幕式を実施しました
花園中央公園内(花園ラグビー場南西部付近)に設置した、花園ラグビーの日制定記念モニュメント除幕式を12月23日(水曜日)に行いました。モニュメントは、ラグビーワールドカップ2019™日本大会のロゴが入ったラグビーボール型のものに加え、花園ラグビー場で行われたワールドカップ計4試合の戦績プレートを含む計6基で、サンコーインダストリー株式会社様にご寄贈いただきました。当日は、モニュメントのお披露目を行った後、市長から感謝状の贈呈を行いました。今後、東大阪市のシンボルとなるモニュメントを、花園ラグビー場や花園中央公園を訪れた際には是非一度ご覧いただき、写真に収められてはいかがでしょうか。

花園ラグビーの日制定記念モニュメント除幕式 サンコーインダストリー株式会社社長と共に

以上